こんにちは!Kyo-taです!
今回は、「DIY初心者でも簡単!DIYでお庭のペイビングやガーデニング花壇作りに挑戦!」と題し、祖父から受け継いだ、昭和が似合う和風の庭をリニューアルしたときの様子を記事にしてみました!
この和風の庭、年間2回ほど自分で剪定して維持していましたが、木の本数と雑草の多さに困っていました。
そこで、思い切って庭全体を更地にし、イチから庭をデザインし、DIYで製作してみようと決心しました。
DIY初心者だったのでとても不安でしたが、ポイントを押さえながらゆっくり施工した結果、何とか完成できたので、今はそれが自信になっています!
従来は、昭和の時代に合う大きな石の花壇と、松、もみじ、ツバキなどが植えられていました。
レイアウト検討
まずは全体のレイアウトを検討しました。中心にソラマメ型の花壇を配置、その北側に芝生スペース、南側には通路と花壇、西側にはプチ菜園と小屋スペースをレイアウトしました。
更地化と外周のフェンス設置、そして材料調達を依頼した専門業者、愛知県一宮市の庭工房さんにレイアウト検討を依頼、協力を頂きました。イメージを伝え、その素案をもとに好みのカタチにして作り込んでいきました。
庭工房さんには施行を一切依頼しませんでしたが、無償でレイアウト図作成を引き受けてくれたり、施工方法のポイントを丁寧に教えてくれたりと、とても助かりました。
材料の検討
使用する材料は庭工房さんにいろいろアドバイスを頂きながら、好みのモノを選定しました。各材料のメリットデメリットを聞きながら選定できたので良かったと思います。
位置決め
材料を発注したら、レイアウトを実際に地面にマーキングしていきます。マーキングは棒で線を描いた後、色のついたスプレーでなぞると雨が降っても消えにくいのでおすすめです。
各部施工レポート
乱張りストーン(玄関へのアプローチ)
車庫から玄関へと繋がるメインアプローチにはクレモナストーンを使用。まずはジャスパーレンガでエッジングを施し、アプローチの外形をカタチ取りました。
エッジングが完成したら、石張り部の基礎固めとして砂利を敷いて上から重たい枕木などで叩き固めます。
モルタルを敷き詰めて図のように基礎を作ります。モルタル基礎の仕上がり高さの目安は、エッジングレンガの上端面から、クレモナストーンの厚み15㎜+接着用モルタル10㎜=25㎜をキープした高さとします。
基礎のモルタルが乾いたら、いよいよクレモナストーンを貼って行きます。ポイントは目地の向きで、目地が十文字になったり、一直線に繋がったりしないよう、バランスを見て当てはめていきます。
石のサイズや形もいろいろあるのでいい感じに配置しました。ワイルド感を出すなら、わざと割ってそれをそのまま使ったり、逆に高級感や丁寧な感じを出すなら、専用砥石で細かく切り出して当てはめたりと、やり方は自由です。
最後に目地を入れていきます。貼り付けた石と石の間にモルタルを少しずつ入れていき、内部に充填されるようにしっかりと押さえます。石のレベルより2㎜ほど下までモルタルを充填します。
レンガのように目地の厚みが一定ではないので治具が使えず、作業がしにくかったです。
何度も濡れスポンジで拭いて表面のモルタルをキレイにしたつもりでしたが、上手く取り切れていないところもあり、難しさを感じました。
↓ペイビング基礎の方法はこちらの記事が参考になります!
ペイブリーフロア(化粧砂利の樹脂舗装)
中央と南側の花壇に沿ってペイブリーフロアという樹脂舗装を施工しました。こちらもまずは砂利を敷いて固め、モルタルで基礎を作ります。その前にワンポイントとなる花をモチーフとした石を4枚並べ、交互に枕木を敷きました。
次に、モルタルを敷き詰め基礎を固めます。モルタルを敷くレベルはエッジングレンガのレベルより8㎜ほど下で仕上げます。基礎のモルタルが乾いたら、いよいよペイブリーフロアを施工します。
接着剤と専用の化粧砂利を十分に混ぜたら、モルタル用コテで素早く全体に伸ばしていきます。施工はとても簡単で楽しい作業です。
単価は高めですが、見た目がキレイなペイブリーフロアはおすすめです。ぜひ選定してみて下さい。
ガーデニング花壇
花壇は中央、南側、西側(菜園)の3つがあります。ここでは中央の花壇の製作をレポートします。
中央の花壇は我が家のメイン花壇。面積を大きく取り、曲線を活かした形状で、渡り用の飛び石も取り入れました。また、全6か所に枕木のワンポイントを入れてアクセントを付けています。
まずは、花壇の最下段のレンガと枕木を配置していきます。事前にそれを乗せるための基礎モルタルをレベルを合わせて施工し、乾燥したら接着用のモルタルで高さを合わせながらジャスパーレンガを接着します。
接着が完了したらレンガの間の目地に目地モルタルをねじ込んでいきます。また、枕木のレベルはアバウトで見た目のバランスをみて決めています。
この要領で互い違いにレンガを乗せ、レベルを確認しながらモルタルで接着していきます。気を付けたいのは常にレベルを縦と横で確認することと、レンガや枕木に付着したモルタルをしっかり濡れスポンジで拭きとりながら作業を進めることです。
これにより仕上がりを大きく左右するので丁寧に施工していきます。
サークル
中央花壇に少し被さるようにサークルを設置しました。このサークルの中央部分は既成の商品で、これを軸に、その外周には花壇のレンガや、アプローチにも使用した乱張りストーンを使用しました。
最外周部にはサークルが引き立つようにこげ茶色の柿渋レンガを採用しています。
最外周部、円形状に柿渋レンガを配置、中央部に既成のサークルと縁取りレンガ(ジャスパーレンガの半割り)を施工、そして内部に砂利を敷き詰めてモルタルで基礎を施工しました。
最後に、乱張りストーンをランダムに施工していきます。ポイントはアプローチのときと同じように、目地を十字や一直線にしないことです。
菜園前の石畳
菜園前の石畳は、縦横300㎜正方形のフォレストペイビングというものを採用しました。芝生との境目にはジャスパーレンガを使用しエッジング、目地と隙間には小さめの化粧砂利を敷き詰めました。また、ワンポイントとして6か所にタマリュウを配置しています。
フォレストペイビングを施工するためにまずは、仕上がり面から高さを逆算して、基礎のモルタルを全体に敷き詰めます。また、タマリュウを植える部分は切り欠いて土部を残しておきます。
実際にフォレストペイビングを1個ずつ丁寧にレベルを合わせながら、他の部分と同じ要領で接着していきます。
最後に、化粧砂利を隙間に敷き詰めて完成です。
ミニウォール
面積の広い花壇にはミニウォールを製作してメリハリをつけました。花壇と同じジャスパーレンガで、花壇と同等の施工方法で製作、いい感じに仕上がりました。
もうひとつ、中央花壇渡り用飛び石部分に、こちらもミニウォールを製作、飾りつけエリアの壁として設置しました。手前の土の部分は花やシバザクラなどを植える予定です。
最後に、角柱状に積み上げたジャスパーレンガに、上面の蓋をしてモノが載せられる様にしたオブジェを製作。こちらも花壇の中に設置し、花壇を引き立てる目的で製作しました。
まとめ
初心者でも、最低限の知識と根気があれば、DIYでお庭の製作ができます。
今回は、専門業者(庭工房)さんに材料選びや施工のポイントを教えてもらいながら出来たのでとても心強かったです。庭工房さんご指導、ご協力ありがとうございました。
製作段階では大変な作業(特にモルタルを練る作業)も多々ありました。それらも踏まえて完成できた庭には、特別な愛着が沸き、また、それを見ながら過ごせる時間はとても幸せな時間です。ぜひ、自作でお庭を製作してDIYライフを楽しんで頂けたらうれしいです!
【番外編】
2022年1月、きらッコノートという介護職お役立ち情報を扱うサイトにてこの記事が紹介されました!!
DIY初心者でも簡単!化粧砂利敷きから樹脂舗装へ変更できたぞっ!
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