真冬の尾鷲大曽根浦漁港の堤防から、ダンゴ釣りで年無しクロダイ53cmを釣った時の釣行記です。当時書いた釣り日記を読み起こし、記事にしました。
真冬でも条件さえ合えば、年無しクロダイは狙えるということを証明したく、その時の状況を紹介します。
真冬なんか釣れないと思っている方に向け、思い切って釣行するきっかけになればうれしいです。
2012年1月6日(金)大曽根浦漁港・外向き・テトラ手前10mほどのポイント
晴れ(干潮:9:54・満潮:15:19)
尾鷲市内の風帆という民宿で素泊まりし、朝7:00頃宿を出て、大曽根浦漁港リベンジ、釣り開始は8:30を回っていた。正月明けの寒い時期だが、風も無く暖かい日で良いコンディションの中、釣りを開始。
10m強ぐらいを狙って軽くダンゴを投げ入れる。ここの堤防は海面からの高さが5mほどあるため、その分、軽く投げても遠くまで投げることが出来る。水深は7~8m、竿1本分+2mほど。
しかし、エサのオキアミは毎回残ってくる状況、手前のテトラ付近にはグレやタナゴが群れているのが見えた。真冬なのに堤防際で魚がたくさん見られるなんてさすが尾鷲、と思いながら釣っていた。
釣り始めて2時間ほど経った後、初めてそれらしいアタリ、合わせると引っかかったような引きで、小さいタコゲット。
その後もサシエが残ってくる状況は続いた。海面は超ベタ凪、無風の状況で、ものすごく釣りやすくウキが見やすい。11時ごろから何かがダンゴをつつき始めた。その後、20センチほどのグレが釣れ、明らかに海況が変化してきた。
海面は完全な凪状態で本当にウキが見やすい。潮の流れもほぼ止まった状態で棚をトントンにして釣っていたその数投後、ダンゴが割れてから30秒後ぐらいだろうか、怪しく微妙にウキが海面より1センチ弱下がった。
一気に集中モード、次の瞬間3cmほどウキが下がったところでフルスイング!すると、ドラグがギュンギュンなるほどの引き!一気に沖へ走られる。左10mほどにあるテトラに潜られないように右へ15mほど移動してやりとり開始。(釣り人は誰もいないので場所が自由に使えた)
あまりに持っていかれるのでワラサ等の青物かと思って何度もラインを出されながらやりとりすること5分ほど、少しずつ手前に寄せることができ、なんと水中で魚体が光ったのは大型のクロダイだった。かなり興奮したが冷静に高い堤防からのタモ入れを2回目で成功させ、53センチをゲット!(12:30頃)
その後ももう1尾と意気込んだが、向い風と波で潮がかなり手前に流れてきたため、2時ごろに納竿とした。しっかりとしたアタリは、タコとグレとクロダイの3回のみであとは何の変化も無かった。
幸運がもたらした1発大物釣行は大成功に終った。道糸2.5号、ハリス2号、ハリ3号、エサはオキアミ。ありがとう尾鷲の豊かな海!またいつか挑戦しようと思った。
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