


電動キックボードの法律改正内容
従来からの大きな変更点は、「原動機付き自転車」に分類されていた電動キックボードが、低速の車両に適用する新たな分類が設定されるところです。これは、2022年の通常国会へ提出される道路交通法の改正案に盛り込まれます。
最高速度時速20キロ以下の車両を対象とする方向で検討しており、現状、「原動機付き自転車」扱いの電動キックボードは今後、「小型低速車」という新たな車両区分に設定されます。
小型低速車に該当する電動キックボード
車体長さ約1メートル90センチ、幅約60センチで最高速度が時速20キロ以下のもの

電動キックボードのナンバー表示や普通免許は必要?
運転免許は不要で、最高速度を時速6キロまでに制御するなどの条件で例外的に歩道の通行も検討されています。また、運転できる年齢は16歳以上で、ヘルメット着用は努力義務に緩和されます。
また、ナンバープレートの表示や自動車損害賠償責任(自賠責)保険への加入は必須となっています。
電動キックボード法律改正内容
内容 | 従来(2021年以前) | 変更後(2022年通常国会に提出予定) |
車両区分 | 原動機付き自転車 | 小型低速車 |
最高速度 | 30km/h以下 | 20km/h以下 (歩道も6km以下で走行可を検討中) |
運転年齢制限 | 16歳以上 | 16歳以上 |
運転免許 | 必要 | 不要 |
ヘルメット | 義務(必要) | 努力義務 |
ナンバープレート | 必要 | 必要 |
自賠責保険 | 必要 | 必要 |
任意保険 | 任意 | 任意 |
車道通行 | 可 | 可 |
歩道通行 | 不可 | 可(但し6㎞/h以下) |
これらの法改正にあたり、免許不要の時速20km、歩道も走れる時速6kmのいずれの電動キックボードも、運転者がそれ以上の速度を出せない構造にすることを想定しているようです。
↓警視庁の参考記事


電動キックボードの飲酒運転取り締まりも!
飲酒運転急増の電動キックボード 渋谷で取り締まり(2022年10月15日)#airチャンネル ←クリック
法律、罰則を周知徹底させるためにも免許制にしようよ pic.twitter.com/mRWekUmTmr
— air (@air090816) October 15, 2022
2022年の通常国会に提出される電動キックボード
新ルールの方向性まとめ、小型低速車とは?
電動キックボードの法律改正と規制緩和はいつから?
電動キックボードの新たな交通ルールを盛り込んだ道路交通法の改正案が、4日に閣議決定されました。この内容が国会で成立すれば、新しいルールは2024年の夏までに適用される見通しと以下朝日新聞が報道しています。
↓朝日新聞の関連記事
歩道も走れる電動キックボード、「自転車並み」ルールで大丈夫?
↓2022年4月19日、道路交通法の改正案が可決!!
【独占】道交法改正案が可決、電動キックボードに関するルールが明確に
↓2022年6月15日、日本経済新聞サイトより
まとめ
電動キックボードは利用者拡大に伴い、法律改正が行われます。これを受けて、今後電動キックボード市場は大きく拡大してくると思われます。
しかしその一方で、現在も違反行為や事故の発生が問題となっており、それらを抑制するルールの制定と厳守が必須となってきます。
とても便利な電動キックボードが世間に普及するよう、ルールを守って上手く活用していきたいですね!



↓電動キックボードの代表的なメーカーのHPで基本を学んでいこう!
電動キックボードの注意点はコレ!ルールを守って超便利に乗りこなそう!!
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↓電動キックボード交通ルールや注意点の参考記事
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